HbA1cが下がらない理由は?食後高血糖に要注意

■ HbA1cとは?

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、過去1〜2か月の平均血糖値を示す指標です。
糖尿病の診断や治療の効果をみるために、非常に重要な指標です。
しかし、「食事に気をつけているのにHbA1cが下がらない...」というお悩みもよく聞かれます。

■ 原因のひとつは「食後高血糖」かも?

血糖値は「空腹時」だけでなく、「食後」に大きく上昇します。
特に、炭水化物中心の食事や、早食い・ドカ食いが原因で、食後血糖値が急上昇しやすくなります。
このような「食後高血糖」が続くと、HbA1cもなかなか下がりません

■ 食後高血糖のリスク

食後高血糖は、HbA1cが高いだけでなく、以下のような合併症リスクとも関連しています。

  • ・動脈硬化
  • ・心筋梗塞や脳梗塞
  • ・網膜症や腎症などの糖尿病合併症

「空腹時は正常なのに、HbA1cが高い」という方は、食後の血糖値に注目する必要があります。

■ 食後高血糖を防ぐには

以下のような工夫が、食後血糖値の急上昇を防ぎます。

  • ・食べる順番を工夫(野菜→たんぱく質→炭水化物)
  • ・ゆっくりよく噛んで食べる
  • ・炭水化物の量を見直す(主食は「少なめ」が基本)
  • ・食後に軽い運動(10〜15分の散歩など)
■ 医師と一緒に血糖コントロールを

HbA1cが下がらない理由は人それぞれです。
食事や生活習慣だけでなく、薬の見直しや検査が必要なこともあります。
当院では、患者様一人ひとりに合わせた治療・アドバイスを行っています。
「自分では気をつけているのに改善しない...」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください

■ まとめ

HbA1cが思うように下がらないときは、「食後高血糖」が隠れているかもしれません。
食事の見直しや運動の工夫で、日常生活の中から改善できるポイントはたくさんあります。
まずはご自身の生活習慣を見直し、必要に応じて医師に相談してみましょう。

冬に悪化しやすい呼吸器の病気 ~気温差・乾燥への対策~

■ 寒い季節、呼吸器の病気が増える理由

冬になると、咳が長引く・息苦しい・痰が増えるなど、呼吸器の不調を訴える方が増えます。
その背景には、気温の急激な変化や空気の乾燥があります。
これらの環境は、ウイルス感染のリスクを高めたり、気道を刺激したりする要因となります。

■ 冬に悪化しやすい呼吸器の病気

以下のような病気は、特に冬場に症状が悪化しやすくなります。

  • ・気管支喘息:冷たい空気や乾燥で発作が起きやすくなります
  • ・COPD(慢性閉塞性肺疾患):風邪やインフルエンザが重症化の引き金に
  • ・肺炎:免疫力の低下と感染の広がりやすさで、高齢者に注意が必要
  • ・咳喘息:風邪が治っても咳だけが続くタイプ。空気の刺激で悪化しやすい
■ 気温差と乾燥への対策

日常生活でできる予防策をご紹介します。

● 室内を適切な湿度に保ちましょう

暖房をつけると、室内は想像以上に乾燥します。
湿度40~60%を目安に加湿器を使いましょう。
加湿が難しい場合は、濡れタオルを干したり、湯気の出るポットを利用するのも効果的です。

● 外出時はマスクを活用

マスクはウイルスや寒冷な空気から気道を守るバリアになります。
口元の湿度を保つことで、咳の発作や喉の乾燥を防ぐ効果もあります。

● 急激な温度変化を避ける

外出時や入浴時は衣類での温度調節を心がけましょう。
マフラーで口元を覆う、部屋を暖めてから入浴するなど、体への急な冷気の刺激を減らすことが重要です。

■ 症状が続くときは早めの受診を

咳や痰、息切れが数日続く場合や、風邪が長引いていると感じるときは、呼吸器の病気のサインかもしれません。
泉佐野おかざきクリニックでは、呼吸器内科の専門医による診察を行っています。
気になる症状があれば、我慢せずにご相談ください。

■ まとめ

寒さと乾燥が続く冬は、呼吸器の病気が悪化しやすい季節です。
日常のちょっとした工夫で、症状の予防や悪化を防ぐことができます。
ご自身やご家族の健康管理の参考にしていただければ幸いです。

多焦点眼内レンズについて

白内障手術では、濁ってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。
従来の「単焦点眼内レンズ」は、ピントが1か所(遠く・中間・近くのいずれか)にしか合わないため、手術後もメガネが必要になる場合が多くありました。
そこで近年注目されているのが、多焦点眼内レンズ(たしょうてんがんないレンズ)です。

多焦点眼内レンズは、遠くも近くも見えるように設計されたレンズで、「できるだけメガネに頼らない生活を送りたい」という方に人気の選択肢です。


多焦点眼内レンズのメリット

1. メガネに頼らない快適な生活



日常生活でよく使う複数の距離(遠くの標識・パソコン画面・手元のスマホなど)にピントが合いやすくなります。

外出先で老眼鏡を探したり、室内でメガネを何本もかけ替えたりする負担を減らすことが期待できます。

2. 自然な見え方に進化した最新タイプ



最近は、従来型の「多焦点レンズ」に加えて、焦点深度拡張型レンズ(EDOF:Extended Depth of Focus)と呼ばれるタイプも登場しています。

このタイプは、夜間の光がにじんで見える「グレア」「ハロー」といった症状をできるだけ抑え、より自然でクリアな見え方を目指したレンズです。

代表的な例として、PanOptix(パンオプティクス)PureSee(ピュアシー) などがあります。

3. 遠くも近くもバランスよく見える設計



多焦点眼内レンズは複数の焦点を持つ構造のため、遠方〜中間〜近方までスムーズにピントが移動します。

車の運転、パソコン作業、スマホ操作、料理、買い物の値札チェックなど、日常のさまざまな場面で見え方のサポートが期待できます。


デメリット・注意点も知っておきましょう


  • 暗い場所や夜間に、光がにじんで見える・輪がかかって見える(グレア・ハロー)ことがあります。

  • 患者様の網膜・角膜など目の状態によっては、多焦点眼内レンズが適応とならない場合があります。

  • 多焦点眼内レンズは保険適用外(自由診療)となり、手術費用が高くなります。


上記の点をきちんと理解したうえで、「自分に合うかどうか」を専門医と一緒に判断することが大切です。



<医療法人佳辰会の白内障手術と多焦点眼内レンズ



当院では、患者さま一人ひとりの生活スタイルやお仕事の内容、目の状態に合わせて、最適な眼内レンズを提案しています。


  • 最新の検査機器による詳しい眼科検査

  • ライフスタイルに合わせたレンズ選び(遠く重視・手元重視・バランス重視など)

  • PanOptix(パンオプティクス)、PureSee(ピュアシー)など新しいタイプのレンズにも対応

  • 白内障手術の経験をもつ医師が、丁寧で安全性に配慮した手術を行います


「メガネをできるだけ減らしたい」「遠くも手元もスッキリ見たい」という方は、一度ご相談ください。

単焦点レンズとの違いや費用面についても、事前説明を行っています。



多焦点眼内レンズはこんな方におすすめです



  • 白内障と老眼の両方に悩んでいる方

  • 運転・仕事・趣味など、幅広い距離を見ることが多い方

  • メガネのかけ外しをできるだけ少なくしたい方

  • アクティブに外出・旅行・スポーツを楽しみたい方



すべての方にとって「絶対に多焦点が良い」というわけではありません。

目の状態(乱視の有無、網膜の状態など)や生活の優先順位によって、最適なレンズは変わります。



まずは検査・相談から



多焦点眼内レンズは高度な医療機器です。

そのため、「どのレンズが自分に合っているのか」「本当にメガネなしで生活できるのか」は、実際の眼のデータを確認しないと正確には判断できません。



当院では、白内障や見え方についてのご相談、術後の見え方のイメージ、費用に関するご案内などを行っています。

不安な点や気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。



よく検索されているキーワード



白内障手術/多焦点眼内レンズ/焦点深度拡張型レンズ/EDOFレンズ/老眼治療/メガネを減らす白内障手術/Eyhance/PureSee/和泉市/泉南市/阪南市/熊取町/



咳や痰が続く...「後鼻漏(こうびろう)」が原因のことも?

■ 咳や痰が止まらない...その原因、本当に肺や気管支だけ?

風邪が治ったのに咳や痰が長引く、寝ている時に咳き込む...。
そんなとき、「後鼻漏(こうびろう)」という耳鼻科領域の症状が関係していることがあります。

■ 後鼻漏(こうびろう)とは?

後鼻漏とは、鼻の奥から喉にかけて粘液(鼻水)が流れ落ちる状態をいいます。
通常の鼻水と異なり、自覚しづらく「喉に痰が絡む」「咳が止まらない」と感じやすくなります。

■ よくある後鼻漏の症状
■ 原因となる疾患

後鼻漏は以下のような耳鼻科的疾患で起こることがあります。

■ 呼吸器内科・耳鼻咽喉科、どちらを受診?

後鼻漏による咳や痰が中心の場合、まずは耳鼻科で鼻や副鼻腔の状態をチェックすることをおすすめします。
一方で、咳が強い・呼吸が苦しい・喘鳴(ゼーゼー音)があるといった症状があれば、呼吸器内科の受診が必要です。

■ 当院では連携して診療を行っています

泉佐野おかざきクリニックでは、呼吸器内科での診察を通じて耳鼻科的疾患の可能性があれば適切な医療機関をご紹介いたします。
原因が不明な長引く咳や痰の症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

■ まとめ

長引く咳や痰の原因は、呼吸器の病気だけではなく耳鼻科的な後鼻漏が関係していることもあります
自己判断せず、症状の経過に応じて適切な診療科を受診することが大切です。
気になる症状があれば、まずは呼吸器内科へお気軽にご相談ください。

インフルエンザと糖尿病:ワクチン接種と感染予防のポイント

■ 糖尿病の方はインフルエンザに注意が必要

糖尿病をお持ちの方は、感染症にかかると重症化しやすいことが知られています。
特にインフルエンザに感染すると、血糖コントロールが乱れやすくなり、合併症のリスクも高まります。
そのため、予防と早期対応がとても大切です。

■ インフルエンザ予防接種は必ず受けましょう

糖尿病患者さんには毎年のインフルエンザワクチン接種が推奨されています。
ワクチンは感染や重症化を防ぐための有効な手段です。
特に高齢の方、基礎疾患がある方はできるだけ早めに接種することをおすすめします。

■ ワクチン接種のタイミングと注意点
■ インフルエンザ予防の生活習慣

ワクチンに加えて、日常生活での予防対策も重要です。

■ インフルエンザにかかったら?

発熱や咳、だるさなどの症状が出た場合は、早めの受診を心がけましょう。
糖尿病の方は、高熱や脱水による血糖上昇・ケトアシドーシスなどのリスクがあるため、自己判断で放置しないことが重要です。

■ まとめ

糖尿病とインフルエンザは密接な関係があります。
重症化を防ぐためには、ワクチン接種+日常の予防習慣が何より大切です。
当院では、インフルエンザ予防接種やその他ワクチン接種も実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

運動の秋!ウォーキングで血糖値はどう変わる?

■ 秋は運動を始める絶好の季節

気候が穏やかになる秋は、運動を始めるのにぴったりの季節です。
その中でもウォーキングは手軽で続けやすく、糖尿病予防・改善にも効果的な運動としておすすめです。

■ ウォーキングが血糖値に与える影響

ウォーキングなどの有酸素運動を行うと、筋肉がブドウ糖を消費するため、血糖値が下がりやすくなります。
また、インスリンの働きも改善され、血糖コントロールが安定しやすくなります。

■ どのくらい歩けばいいの?

目安としては、以下のようなウォーキングが推奨されています。

無理せず、自分のペースで始めることが大切です。

■ 続けるコツは「習慣化」

「毎日決まった時間に歩く」「買い物ついでに一駅分歩く」など、生活の中に組み込むことが続けるポイントです。
歩数計アプリなどを活用すると、モチベーション維持にもつながります。

■ 医師と相談して安全に

糖尿病や合併症のある方は、運動の内容・強度に注意が必要なこともあります。
当院では、運動療法についてのご相談も受け付けています。
「どんな運動が向いているの?」「低血糖が心配...」といった不安があれば、ぜひご相談ください。

■ まとめ

「運動の秋」は、血糖値コントロールの強い味方。
無理なく続けられるウォーキングで、楽しく健康づくりを始めてみませんか?
気になる症状やお悩みがあれば、泉佐野おかざきクリニック 糖尿病内科・内分泌代謝科までお気軽にご相談ください。

秋の味覚と糖尿病 ~食べ過ぎ注意の旬の食材とは?~

■ 秋は食べ物が美味しい季節

秋は「食欲の秋」と言われるほど、旬の食材が豊富な季節です。
サンマ、栗、さつまいも、柿、ぶどうなど、美味しいものがたくさん並びますが、糖尿病の方や血糖値が気になる方にとっては注意も必要です。

■ 秋の食材には糖質が多いものも

特に気をつけたい食材には以下のようなものがあります。

「秋限定」に惹かれてつい食べ過ぎてしまうことが多いので、量に気をつけて楽しむのが大切です。

■ 食べ方の工夫で血糖値を安定させよう

秋の味覚を我慢するのではなく、食べ方の工夫で血糖コントロールを助けましょう。

■ 医師と相談しながら、季節を楽しもう

血糖値が高めの方、糖尿病予備軍の方も、食べる楽しみを我慢しすぎずにコントロールする方法があります。
当院では、患者様の生活スタイルに合わせた食事指導や検査を行っています。
気になる方は、ぜひご相談ください。

■ まとめ

秋の味覚には魅力がいっぱいですが、糖質量を意識して食べ方を工夫することが、健康を守るポイントです。
「我慢」より「上手に楽しむ」を目指して、秋の味覚を取り入れていきましょう。

「肺炎」と「かぜ」の違い、ご存じですか?

■ はじめに

「咳が出る」「熱がある」「体がだるい」...
そんなとき、「かぜかな?」と思う方が多いですが、実は肺炎だったというケースも少なくありません。
特に高齢者や基礎疾患のある方は注意が必要です。

■ 肺炎とは?

肺炎は、細菌やウイルスなどが肺に感染し、炎症が起こる病気です。
軽症でも侮れず、重症化すると呼吸困難や命に関わることもあるため、早期発見・治療が重要です。

■ 「かぜ」との違い

風邪は主に鼻や喉など上気道の炎症によって起こる軽度の感染症で、多くは自然に回復します。
一方、肺炎は下気道(肺)に炎症が広がるため、症状も重く、長引く傾向があります。

■ 見分けるポイント

・高熱が続く(37.5℃以上)

・息苦しさや胸の痛みがある

・痰が濁っている、または血が混じる

・全身の倦怠感が強く、食欲がない

・咳が長引いて悪化している

■ 特に注意が必要な方

以下のような方は、肺炎が重症化しやすいため、少しの風邪症状でも早めの受診をおすすめします。

・65歳以上の高齢者

・糖尿病、心臓病、慢性呼吸器疾患などの持病がある方

・免疫力が低下している方

・喫煙歴がある方

■ 肺炎は予防も大切です

肺炎球菌ワクチンの接種は、重症化リスクのある方に特に有効です。
また、日頃の手洗い・うがいや、適切な栄養・睡眠も肺炎予防につながります。

■ 当院での対応

泉佐野おかざきクリニックでは、胸部レントゲンや血液検査による肺炎の診断を行っています。
「風邪かな?」と思っても症状が長引く場合や、呼吸に違和感がある場合は、お早めにご相談ください。

■ まとめ

肺炎とかぜは症状が似ていることもありますが、重症度や治療法が異なるため、見分けが大切です。
特に高齢者や持病のある方は、「念のため」の受診が命を守ることにつながります。
気になる症状があるときは、ぜひ早めに医療機関を受診しましょう。

タバコを吸っていた人は要注意 ~COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは~

■ はじめに

長年タバコを吸っていた、または以前吸っていたことがある――
そんな方は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気に注意が必要です。
「年のせいかな?」と思っているその息切れ、実は病気のサインかもしれません。

■ COPDとは?

COPDとは、肺気腫や慢性気管支炎を含む、進行性の肺の病気です。
主に喫煙などによる有害物質の吸入が原因で、肺の組織が壊れたり、気道が炎症を起こすことで、呼吸がしづらくなります。

■ 主な症状

・階段や坂道で息切れする

・咳や痰が続いている

・風邪をひくと呼吸が苦しくなる

・呼吸音がゼーゼー、ヒューヒューする

■ タバコを吸っていた方は特に注意

日本では40歳以上の男性の約10人に1人がCOPDと言われており、その多くが「喫煙歴のある方」です。
タバコをやめた後も、肺のダメージは残っていることがあり、症状がゆっくり進行していることもあります。

■ 受診の目安

以下のような症状が1つでも当てはまる方は、一度呼吸器内科の受診をおすすめします。

・過去にタバコを10年以上吸っていた

・最近、息切れを感じるようになった

・咳や痰が長引いている

■ 肺機能検査で早期発見を

COPDは、肺機能検査(スパイロメトリー)によって診断できます。
息を強く吐き出す検査で、肺の状態や呼吸のしやすさを数値化することができます。
簡単な検査ですが、早期発見・進行予防に非常に有効です。

■ 当院での対応

泉佐野おかざきクリニックでは、呼吸器内科専門医による診察と肺機能検査を行っています。
患者さまの喫煙歴や症状を丁寧に伺いながら、必要な検査と治療をご提案します。

※禁煙外来は当院で治療しておりません

■ まとめ

COPDは、気づかないうちに進行してしまう病気です。
「タバコを吸っていた」「最近息が切れやすい」
そんな方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
早めの検査とケアで、健康な呼吸を守りましょう。

いびきがひどいと感じたら...睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性

■ いびき、ただの寝苦しさと思っていませんか?

「最近いびきがひどい」「家族からうるさいと言われる」
このような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
SASは、眠っている間に何度も呼吸が止まる病気で、放置すると高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクが高まることもあります。

■ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

SASは、睡眠中に10秒以上呼吸が止まる状態が繰り返される病気です。
多くの場合、いびきを伴い、無呼吸のあとに大きないびきや体の動きが見られます。

■ よくある症状

・いびきが大きい、断続的に止まる
・日中の強い眠気、集中力の低下
・起床時の頭痛やだるさ
・夜中に何度も目が覚める
・記憶力の低下、性格の変化

■ SASセルフチェックリスト

以下に当てはまる項目が多いほど、SASの可能性があります。

3つ以上当てはまる方は、一度医療機関へのご相談をおすすめします。

■ 診断と検査

SASは、睡眠時の呼吸状態を記録する検査で診断します。
当院では、ご自宅でできる簡易検査(スクリーニング検査)をご案内しています。
必要に応じて、提携医療機関での精密検査(PSG:終夜睡眠ポリグラフ検査)も行います。

■ 治療法について

症状や重症度に応じて、以下のような治療法があります。

・CPAP療法(持続陽圧呼吸療法):就寝中に鼻に装着するマスクで気道を確保する方法
・マウスピース(軽症の場合)
・生活習慣の改善(減量、禁酒、横向き寝など)

■ まとめ

いびきを「よくあること」と放置していると、心臓や脳の病気につながるリスクもあります。
ご自身やご家族のいびき・日中の眠気が気になる方は、早めに呼吸器内科での相談をおすすめします。
泉佐野おかざきクリニックでは、SASの初期診断・簡易検査に対応しています。お気軽にご相談ください。

「咳が2週間以上続いていませんか?」~長引く咳の原因と対処法~

はじめに
風邪は治ったはずなのに、咳だけがいつまでも止まらない――そんな経験はありませんか?
「たいしたことはない」と放置してしまいがちですが、実は長引く咳の陰に、思わぬ病気が隠れていることもあります。
今回は、2週間以上続く咳の原因とその対処法について解説いたします。

長引く咳の原因
長引く咳にはさまざまな原因があります。代表的なものをご紹介します。
・咳喘息
 風邪の後などに現れやすく、喘鳴(ゼーゼー音)がなくても咳が続くのが特徴です。
・後鼻漏(こうびろう)
 鼻水が喉に流れ込み、咳の刺激になることがあります。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因のことも。
・逆流性食道炎
 胃酸が食道に逆流し、気道を刺激して咳が出るケースです。
・気管支炎・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
 喫煙者の方に多く見られ、咳や痰、息切れが続くことがあります。
・アレルギーや感染症の後遺症
 気管支の過敏状態が続くことで、軽い刺激でも咳が出やすくなることがあります。

受診の目安と注意すべき症状
咳が2週間以上続く場合や、以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
◇夜間や早朝に咳が強くなる
◇会話中にも咳き込む
◇呼吸が苦しい
◇微熱や体のだるさが続く
◇痰に血が混じる
咳は単なる風邪の後遺症かもしれませんが、肺炎や結核、喘息などの初期症状であることもあるため注意が必要です。

当院での対応
泉佐野おかざきクリニックでは、咳の症状が続く方に対して、以下のような診療を行っています。
 ・問診・聴診による丁寧な診察(専門医が担当します)
 ・胸部レントゲン検査
 ・必要に応じて血液検査や肺機能検査
 ・咳喘息やアレルギー性疾患への吸入薬・内服薬の処方
 ・生活習慣や環境因子のアドバイス
咳の原因を明らかにし、患者様一人ひとりに合った治療を提案しています。

まとめ
長引く咳は、放っておいても自然に治るとは限りません。
「たかが咳」と思わず、2週間以上続く場合は一度専門医にご相談ください。
つらい咳が続いてお困りの方は、どうぞお気軽に当院へお越しください。

呼吸器内科で行う検査ってどんなもの?

■ 呼吸器内科ではどんな検査をするの?

呼吸器内科は、咳・痰・息切れ・呼吸困難などの症状を診る診療科です。
こうした症状の原因を調べるために、いくつかの検査を行います。
「検査って痛い?」「時間がかかるの?」と心配な方も多いと思いますが、ほとんどの検査は短時間で、痛みもほとんどありません。

当院の呼吸器科検査機器はこちら
■ 胸部レントゲン検査

肺炎や肺がん、COPDなどの異常をチェックするための基本的な検査です。
専用の機械の前に立ち、胸にX線を当てて肺の状態を画像で確認します。
痛みはなく、1〜2分で終わります。

■ スパイロメトリー(肺機能検査)

肺の働きを調べる検査で、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や喘息の診断に重要です。
息を思い切り吸ってから、専用の器具に勢いよく吐き出すことで、肺の容量や空気の通りやすさを測定します。
大きく息を吸う・吐くため、少し疲れるかもしれませんが、痛みはなく、数分で終了します。

■ 血液検査

体内の炎症の有無や酸素の状態を調べます。肺炎や感染症の診断に役立ちます。
また、アレルギーの有無や免疫機能もチェックできます。

■ パルスオキシメーター

指先にクリップのような器具をつけて、血液中の酸素の量(酸素飽和度)を測定します。
非常に簡単で、痛みもなく数秒で完了する検査です。

■ CT検査(必要に応じて)

レントゲンでは見つけにくい病変や、肺の詳細な構造を確認したいときには、CT検査を行うこともあります。
提携医療機関での撮影をご案内する場合があります。

■ 当院で対応している検査

泉佐野おかざきクリニックでは、胸部レントゲン・スパイロメトリー・NOブレス検査・心電図・血液検査・パルスオキシメーターなどを実施しています。
症状やご希望に応じて、最適な検査をご提案いたしますので、ご安心ください。

■ まとめ

呼吸器内科での検査は、肺の健康状態を知る大切なステップです。
長引く咳や息切れがある方、タバコを吸っていた方、風邪が治らない方など、症状が軽くても一度ご相談ください。
早期発見・早期治療が、呼吸器の病気からあなたの健康を守ります。

健康診断で『血糖値高め』と言われたら?最初に知っておくべきこと

■ 血糖値が高い...それってすぐに糖尿病?

健康診断の結果に「血糖値高め」と書かれていて、不安になった経験はありませんか?
今すぐ糖尿病というわけではなくても、放っておくと将来的に糖尿病になるリスクが高くなる可能性があります。

■ 「血糖値高め」とはどういう状態?

一般的に、空腹時血糖が100~125mg/dL、またはHbA1cが5.6~6.4%の場合、「境界型糖尿病」と呼ばれる予備軍の状態です。
この段階でも、血管にはすでに負担がかかり始めていることもあります。

■ 放置するとどうなるの?

血糖値が「少し高い」状態が続くと、動脈硬化や神経障害、腎機能低下といった合併症のリスクがじわじわと高まります。
「まだ大丈夫」と思わず、早めの対応が将来の健康を守ります。

■ 最初に取り組むべきこと

生活習慣の見直しが第一歩です。

小さな積み重ねが、大きな変化につながります。

■ 医療機関を受診するメリット

糖尿病に進行する前に、内分泌代謝科や糖尿病内科での継続的なフォローを受けることで、効果的に予防ができます。
当院では、生活指導から検査まで、患者様一人ひとりの状態にあわせたサポートを行っています。

■ まとめ

健康診断で「血糖値高め」と言われたら、それは生活を見直すサイン。
本格的な糖尿病になる前に、医師と一緒に予防に取り組みましょう。

息切れ・呼吸が苦しい...それ、肺の病気かもしれません

■ はじめに

最近、階段を上ったり歩くだけで「息切れする」「呼吸がしんどい」と感じていませんか?
年齢のせいかな、疲れているだけかも――そう思って見過ごしてしまう方も多いですが、肺の病気が隠れている可能性もあります。

■ 息切れの原因はさまざまです

呼吸が苦しい、息切れする症状には、さまざまな原因があります。
その中には、呼吸器の病気が関係している場合も少なくありません。
以下は代表的な病気の一例です。

・肺気腫(COPD)
喫煙や長年の有害物質の吸入により、肺の構造が壊れてしまう病気です。
徐々に進行し、慢性的な咳や痰、息切れが見られます。

・間質性肺炎
肺の中の「間質」と呼ばれる部分が炎症を起こし、硬くなってしまう病気です。
息を吸っても酸素がうまく取り込めず、呼吸困難を感じやすくなります。

・気管支喘息
気道に慢性的な炎症があることで、呼吸がしづらくなります。
夜間や明け方の咳、ヒューヒューといった喘鳴が特徴的です。

■ 受診の目安

以下のような症状がある場合は、呼吸器内科の受診をおすすめします。

・階段や坂道で息切れする

・咳や痰が長引いている

・呼吸をすると胸が苦しい

・動悸やだるさを感じる

■ 当院での対応

泉佐野おかざきクリニックでは、呼吸器内科専門の医師による診察を行っています。
必要に応じて、胸部レントゲン検査や血液検査、肺機能検査などを実施し、正確な診断と適切な治療を心がけています。

■ まとめ

「年のせい」「疲れのせい」と思っていた息切れが、重大な病気のサインであることもあります。
少しでも不安を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
早期発見・早期治療で、呼吸のつらさを改善していきましょう。

気管支喘息は大人にも増えています!~症状と治療法~

■ はじめに

気管支喘息というと、お子さんの病気というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、最近では大人になってから発症する「成人喘息」が増えてきています。
適切な治療を行えば日常生活に大きな支障はありませんが、放置してしまうと症状が悪化し、命に関わることもあります。

■ 気管支喘息とは?

気管支喘息は、気道が慢性的に炎症を起こし、過敏になっている状態です。
その結果、気道が狭くなり、咳や喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという音)、息苦しさなどの症状が現れます。
発作は夜間や明け方に起こりやすく、風邪をきっかけに悪化することもあります。

■ 大人の喘息の特徴
■ 主な症状
■ 治療法

喘息治療の基本は、炎症を抑える「吸入ステロイド薬」の継続的な使用です。
そのほか、症状に応じて気管支拡張薬や抗アレルギー薬を併用することもあります。
また、風邪の予防やハウスダスト対策など、生活環境の改善も大切です。

■ 当院での対応

泉佐野おかざきクリニックでは、成人喘息・咳喘息に対する診断と治療を行っています。
気になる症状がある方には、肺機能検査や吸入薬の指導などを丁寧に行い、症状の安定を目指します。

■ まとめ

「風邪かな?」と思っていた咳が、実は喘息だった――というケースは珍しくありません。
咳や息苦しさが続く方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
早期の診断と適切な治療が、あなたの呼吸を楽にします。

薄着の季節到来!気になる内臓脂肪と生活習慣病の関係

■ 薄着の季節、お腹まわりが気になる方へ

春から夏にかけて、服装が軽くなり「体型」が気になる季節です。
でも、見た目以上に注意したいのが「内臓脂肪」
これは見えにくい場所にたまり、生活習慣病のリスクを高める要因でもあります。

■ そもそも内臓脂肪とは?

脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があります。
内臓脂肪は、腸のまわりや腹腔内につく脂肪で、代謝異常と強く関連しています。
比較的つきやすく、また落としやすい特徴もありますが、放置すると危険です。

■ 内臓脂肪が増えるとどうなる?

内臓脂肪が多いと、インスリンの効きが悪くなり(インスリン抵抗性)、血糖値が上昇しやすくなります。
また以下のような生活習慣病のリスクが高まります。

■ 内臓脂肪を減らすには?

ポイントは、「継続できる生活習慣の改善」です。

無理なダイエットよりも、「少しずつ」の積み重ねが内臓脂肪の減少に効果的です。

■ 医療機関でできること

泉佐野おかざきクリニックでは、糖尿病の早期チェックも行っています。
内分泌代謝科・糖尿病内科では、生活習慣のアドバイスや検査を通して、患者様に合った予防・改善策を提案いたします。

■ まとめ

「お腹まわりが気になる...」と思ったら、今が健康を見直すチャンスです。
見た目だけでなく、"内側の健康"にも注目し、生活習慣病の予防を始めましょう。

花粉症の薬、糖尿病に影響はある?知っておきたい注意点

■ 花粉症シーズンの注意点

春は花粉が飛び交う季節。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状に悩まされる方も多いですが、糖尿病をお持ちの方にとっては、花粉症の薬の選び方に注意が必要です。

■ 花粉症の薬にはどんな種類がある?

主に以下のような薬が使用されます。

これらのうち、ステロイド薬などは糖代謝に影響を与える可能性があり、血糖値が上昇することがあります。

■ 糖尿病に影響する可能性のある薬

特に注意が必要なのは以下のような薬です。

自己判断で市販薬を使用することは避けましょう。

■ 薬を使うときの注意点

薬を使用する際は、必ず医師や薬剤師に相談し、糖尿病に影響の少ないものを選びましょう。
服薬中に血糖コントロールが不安定になったり、いつもと違う症状が出た場合は、早めの受診をおすすめします。

■ 当院のサポート体制

泉佐野おかざきクリニックでは、糖尿病内科・内分泌代謝科・呼吸器内科が連携し、薬の影響や体調管理について総合的にサポートしています。
花粉症の時期こそ、血糖コントロールの継続が大切です。

■ まとめ

花粉症の薬は、糖尿病のコントロールに影響を与えることがあります。
市販薬を選ぶときや、体調に変化がある場合は、専門の医師に相談しながら春の健康管理をしていきましょう。

風邪が治ったのに咳が止まらない? 咳喘息かも!

■ はじめに

「風邪は治ったはずなのに、咳だけがずっと続いている...」
そんな経験はありませんか?
それ、もしかすると咳喘息かもしれません。
放っておくと本格的な喘息に移行することもあるため、早めの対処が大切です。

■ 咳喘息とは?

咳喘息は、喘息の一種でありながら、「咳だけが続く」のが特徴です。
通常の喘息のような「ゼーゼー・ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)はあまり見られません。
そのため、風邪やアレルギーと間違われやすく、見逃されることがあります。

■ こんな症状はありませんか?

・風邪が治った後も咳が3週間以上続いている

・夜間や明け方に咳がひどくなる

・会話中や笑ったあと、冷たい空気で咳が出やすい

・市販薬や風邪薬では改善しない

■ 咳喘息と風邪の違い

風邪の場合、咳とともに発熱、鼻水、喉の痛みなどの症状を伴いますが、
咳喘息は咳以外の症状がほとんどありません
また、風邪が治っても咳だけが長く残るのが特徴です。

■ 早期受診が大切です

咳喘息は、早期に診断・治療を行えば、しっかりと改善する病気です。
しかし、治療せずに放置すると、本格的な気管支喘息に進行するリスクがあります。
特に、年に何度も同じような咳が続く方は、一度医師に相談してみましょう。

■ 当院での対応

泉佐野おかざきクリニックでは、咳喘息の診断と治療に対応しています。
呼吸器内科医が丁寧に診察を行い、必要に応じて肺機能検査や吸入治療を開始します。
夜間の咳や長引く咳でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

■ まとめ

「ただの風邪」と思っていた咳が、実は咳喘息だったというケースは少なくありません。
咳が長引く場合は我慢せず、早めの受診でしっかり原因を調べることが重要です。
気になる症状があれば、当院までどうぞご相談ください。

お子さまの近視進行をやさしくケア『リジュセアミニ』導入のお知らせ

近視進行の抑制を目的とした新しい点眼治療
このたび泉佐野おかざきクリニックでは、
お子さまの近視進行を抑える治療薬として「リジュセアミニ」の処方を開始いたしました。
リジュセアミニは、低濃度アトロピン(アトロピン硫酸塩水和物0.025%)を有効成分とする点眼薬です。
従来の「リジュセア」と同じ成分を含みながら、少量タイプ(2.5mL)のボトルになっており、より使いやすく衛生的な設計となっています。

リジュセアミニの特徴
リジュセアミニは、以下のような特長を持っています。

新学期のスタートに! 視力再検査の紙、そのままになっていませんか?

春は学校健診の季節です。
特に小学生・中学生では、春の視力検査で「C判定」「D判定」など、再検査が必要とされるケースが少なくありません。
お子さまがそのような用紙を持ち帰ってきたら、ぜひ眼科での詳しい検査を受けるようにしましょう。

✅ 黒板の文字が見えにくい
✅ スマホやゲームで目が疲れている
✅ 目を細めるクセがついている
✅ 視力の低下が急に進んでいる気がする

こうしたサインを見逃してしまうと、近視が進行したり、学習や集中力にも影響を与える可能性があります。
当院では、お子さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に診察を行い、今後の見通しや予防方法についてもご説明いたします。

多焦点眼内レンズについて

ta2.jpg

泉佐野おかざきクリニックでは、患者さまのご負担を最小限に抑えつつ、安心して治療を受けていただけるよう、日帰り白内障手術を実施しています。
手術当日にご自宅へお帰りいただけるため、入院の必要がなく、多くの患者さまからご好評をいただいています。
今日は白内障手術に用いる「眼内レンズ(IOL)」についてご案内いたします。

単焦点眼内レンズとは
単焦点眼内レンズは、保険適用の対象となるスタンダードな眼内レンズです。 ピントが合う距離が「1か所」なので、手術後のピントを「遠方」に合わせた場合、近くを見る際には老眼鏡などが必要になります。 保険適用となる為、費用面での負担が比較的少なく、一般的な白内障手術で広く用いられています。
多焦点眼内レンズとは
多焦点眼内レンズは、遠方・近方の両方、複数の距離にピントを合わせられる眼内レンズです。 「選定療養」として扱われており、白内障手術は保険が適用されますが、多焦点レンズにかかる部分は自己負担となります。 ・術後の眼鏡依存を減らしたい方、より快適な見え方を希望される方に適しています。
眼内レンズの違い

単焦点レンズ:ピントは1か所。遠くか近く、どちらかを選びます。手術後に眼鏡が必要になることが多いです。

多焦点レンズ:複数の距離にピントが合います。術後の生活で眼鏡に頼る頻度を減らすことができます。

ta1.jpg

お気軽にご相談ください
白内障手術や眼内レンズに関する不安や疑問をお持ちの方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。 患者さま一人ひとりの目の状態や生活スタイルに合わせて、最適なご提案をさせていただきます。

骨密度測定装置を導入しました

fuji0306.jpg

この度、当クリニックでは【骨密度測定装置】を導入いたしました。
骨密度を測定することで、骨の健康状態を詳しく知ることができ、骨粗鬆症の早期発見や予防に役立ちます。

### 骨密度とは?
骨密度とは、骨の中に含まれるミネラル(主にカルシウム)の量を示す指標です。
骨密度が低下すると、骨がもろくなり骨折しやすくなります。
特に閉経後の女性やご高齢の方は、骨密度が低下しやすいため、定期的な測定が推奨されます。

### 骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症は、骨密度が低下し、骨がスカスカになってしまう病気です。
初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することが多いです。
骨粗鬆症が進行すると、転倒時に骨折しやすくなり、生活の質(QOL)の低下や寝たきりのリスクが高まります。

### 骨密度測定の重要性
骨密度測定を行うことで、
- 現在の骨の健康状態を把握できる
- 骨粗鬆症のリスクを予測できる
- 予防や治療の必要性を判断できる
特に、以下のような方には骨密度測定をおすすめします。

✅ 50歳以上の方  ✅ 閉経後の女性
✅ 運動不足の方
✅ カルシウム摂取が不足しがちな方
✅ 喫煙・過度な飲酒習慣がある方
✅ 家族に骨粗鬆症の方がいる場合

### 当クリニックの骨密度測定装置
当クリニックでは、最新の骨密度測定装置を導入し、精密な測定が可能になりました。
検査は短時間で終わり、痛みもありません。
測定結果をもとに、必要な治療や生活習慣の改善について担当医師がアドバイスいたします。

### 受診のご案内
「自分の骨は大丈夫かな?」と気になった方は、ぜひ当クリニックで骨密度測定を受けてみてください。
骨粗鬆症の予防・早期発見のためにも、定期的な検査をおすすめします。

【初投稿】クリニックの紹介

泉佐野おかざきクリニックでは、眼科(白内障・緑内障・網膜硝子体疾患など)をはじめ、呼吸器内科、糖尿病内科、内科、医療脱毛など、幅広い診療を提供しています。地域の皆様が安心してご利用いただけるよう、最新の医療機器と各診療科専門医が治療にあたります。

診療科目

当院は、患者様一人一人に寄り添った診療を心がけています。各診療科において専門医師が担当、最新の医療技術を駆使し、安心してご来院いただける環境づくりに努めています。

アクセス

泉佐野おかざきクリニックは、泉佐野市の便利な立地に位置しており、周辺地域からもアクセスが良好です。(南海線鶴原駅より徒歩1分)専用駐車場も完備しておりますので、お車でのご来院も安心です。