気管支喘息は大人にも増えています!~症状と治療法~
■ はじめに
気管支喘息というと、お子さんの病気というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、最近では大人になってから発症する「成人喘息」が増えてきています。
適切な治療を行えば日常生活に大きな支障はありませんが、放置してしまうと症状が悪化し、命に関わることもあります。
■ 気管支喘息とは?
気管支喘息は、気道が慢性的に炎症を起こし、過敏になっている状態です。
その結果、気道が狭くなり、咳や喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという音)、息苦しさなどの症状が現れます。
発作は夜間や明け方に起こりやすく、風邪をきっかけに悪化することもあります。
■ 大人の喘息の特徴
- ・40代~60代で発症することが多い
- ・咳が長引くことで受診に至るケースが多い
- ・アレルギーが原因でない場合もある(咳喘息や感染後喘息など)
- ・風邪や天候の変化、ストレスなどで悪化しやすい
■ 主な症状
- ・長引く咳(特に夜間や早朝)
- ・息が苦しい・呼吸がしづらい
- ・ゼーゼー・ヒューヒューといった音が聞こえる
- ・胸が重い、痛いような圧迫感
■ 治療法
喘息治療の基本は、炎症を抑える「吸入ステロイド薬」の継続的な使用です。
そのほか、症状に応じて気管支拡張薬や抗アレルギー薬を併用することもあります。
また、風邪の予防やハウスダスト対策など、生活環境の改善も大切です。
■ 当院での対応
泉佐野おかざきクリニックでは、成人喘息・咳喘息に対する診断と治療を行っています。
気になる症状がある方には、肺機能検査や吸入薬の指導などを丁寧に行い、症状の安定を目指します。
■ まとめ
「風邪かな?」と思っていた咳が、実は喘息だった――というケースは珍しくありません。
咳や息苦しさが続く方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
早期の診断と適切な治療が、あなたの呼吸を楽にします。