インフルエンザと糖尿病:ワクチン接種と感染予防のポイント
■ 糖尿病の方はインフルエンザに注意が必要
糖尿病をお持ちの方は、感染症にかかると重症化しやすいことが知られています。
特にインフルエンザに感染すると、血糖コントロールが乱れやすくなり、合併症のリスクも高まります。
そのため、予防と早期対応がとても大切です。
■ インフルエンザ予防接種は必ず受けましょう
糖尿病患者さんには毎年のインフルエンザワクチン接種が推奨されています。
ワクチンは感染や重症化を防ぐための有効な手段です。
特に高齢の方、基礎疾患がある方はできるだけ早めに接種することをおすすめします。
■ ワクチン接種のタイミングと注意点
- ・流行前(10月〜11月)に接種を済ませましょう
- ・糖尿病の状態が安定しているときに受けるのが理想的
- ・インスリンや内服薬との併用に問題はありません
- ・副反応として発熱・腕の腫れが起こることがありますが、一時的なものです
■ インフルエンザ予防の生活習慣
ワクチンに加えて、日常生活での予防対策も重要です。
- ・手洗い・うがいの習慣をつける
- ・人混みではマスクを着用する
- ・栄養バランスの取れた食事で免疫力を維持
- ・十分な睡眠と適度な運動
- ・室内の加湿や換気も効果的です
■ インフルエンザにかかったら?
発熱や咳、だるさなどの症状が出た場合は、早めの受診を心がけましょう。
糖尿病の方は、高熱や脱水による血糖上昇・ケトアシドーシスなどのリスクがあるため、自己判断で放置しないことが重要です。
■ まとめ
糖尿病とインフルエンザは密接な関係があります。
重症化を防ぐためには、ワクチン接種+日常の予防習慣が何より大切です。
当院では、インフルエンザ予防接種やその他ワクチン接種も実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
