更年期と生活習慣病 ~ホルモン変化による影響とは?~

更年期と生活習慣病 ~ホルモン変化による影響とは?~

■ 更年期とは?

更年期とは、女性ではおおよそ40代後半~50代半ばにあたる時期で、閉経前後の10年間を指します。
この時期は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少し、さまざまな身体の変化や不調が現れます。

■ ホルモン変化と生活習慣病の関係

エストロゲンには血管や脂質代謝、骨代謝を守る働きがあります。
更年期にこのホルモンが減少すると、以下のような生活習慣病のリスクが高まります。

  • ・高血圧
  • ・脂質異常症(コレステロール・中性脂肪の上昇)
  • ・糖尿病(インスリン抵抗性の上昇)
  • ・動脈硬化や骨粗しょう症
■ 「太りやすくなった」は要注意

更年期に「体重が増えやすくなった」「お腹まわりに脂肪がついた」と感じる方も多くいます。
これは筋肉量の減少や基礎代謝の低下ホルモンバランスの変化などが影響しています。
放置すると内臓脂肪型肥満→メタボリックシンドロームへと進行することも。

■ 更年期の健康管理のポイント

生活習慣病を予防・改善するために、以下のポイントを心がけましょう。

  • ・バランスのよい食事(塩分・糖分・脂質を控えめに)
  • ・適度な運動(ウォーキング・ストレッチなど)
  • ・ストレスケアと良質な睡眠
  • ・定期的な健康診断と血液検査
■ 当院でできること

泉佐野おかざきクリニックでは、健康管理や生活習慣病の検査・治療を行っています。
「年齢のせい」とあきらめずに、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
必要に応じて、内分泌やホルモンバランスの評価も可能です。

■ まとめ

更年期は心と体にさまざまな変化が起こる時期。
女性ホルモンの減少は生活習慣病のリスクにも関係しています。
今の体調と向き合い、予防と早めの対策を始めることが大切です。

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